当金庫は協同組織の原点である相互扶助の精神の下、地域社会の繁栄を目標にFace to Faceの活動により信用金庫業務の公的使命を貸出業務を通じて実践しています。

中小企業や個人事業者の皆様には地域金融機関として幅広いニーズに的確に対応できるように無担保・無保証商品をはじめとして各種制度融資等融資商品の充実を図り、迅速なサービスに努めています。

個別の融資に際しましては、地域に密着した渉外活動を通じ、地元で育んだ活きた情報の収集に努め、お客様の信用状態や事業計画などを十分に検討するとともに、企業の事業内容や成長可能性・持続可能性を適切に評価することで必要以上に担保・保証に依存しない円滑な資金供給に努めています。

総合的な運用では、ポートフォリオ管理手法を行い、特定の業種や特定のお客様に偏ることがないように努め、リスク分散を図り貸出債権の健全性の向上を心がけています。

今後とも地元金融機関としての使命に基づき、基本方針の一層の具現化を目指し、事業資金、住宅ローン等豊富な金融商品を取り揃え、お客様の多様化する資金ニーズにきめ細かくお応えしてまいりたいと考えております。

与信審査につきましては、資産の健全化を図るため、審査基準、決裁権限、担保基準、融資先格付基準等に基づき、事業内容、財務内容のほか、将来性や資金使途・計画の妥当性及び採算性、債権保全等を総合的に勘案した上で、基本に忠実な審査を行っています。

また、体制面では、融資審査課、融資管理課からなる融資審査部を組織し、きめ細かな審査・管理体制を築き、信用リスクの適正な把握に努めています。

さらに研修体制では、若手・中堅職員に対して集合研修や外部派遣研修を実施し、融資業務に関する審査能力の向上を図り、営業現場における1次審査能力の向上に努めています。

当金庫では、貸出金の自己査定を資産の健全化の観点から厳正に実施しています。また、自己査定の最終的な目的は、分類債権の算出だけにあるのではなく、お客様の実態把握を通じてお客様と一体となり、適切な対応を行い、資産の健全性の向上を図ることが重要であると認識し、取り組んでおります。